就労移行支援事業所エニキャンでは、日々の訓練の中で相手の話に耳を傾けることの大切さをお伝えしています。
でも実際には、聴くというのは思っている以上に難しいですよね。え?そういうことだったの?なんていうすれ違い、誰でも経験あるかもしれません。
今回は、「傾聴」ができないことで職場で起きやすいすれ違いやトラブルの例をいくつかご紹介します!
◆ 1. 指示をちゃんと聞いてなかった
➤ ケース例:
上司:「明日までにこの資料をA4で印刷してまとめておいて」
あなた:「わかりました!(と思ったけど、実はA3で印刷してしまった)」
→ 実は“指示の一部しか聞いていなかった”というケースは少なくありません。
「言われた通りやったつもり」が、職場の信頼関係を揺るがすこともあるのです。
◆ 2. アドバイスしたのに、なんだか距離を感じる
➤ ケース例:
同僚:「最近ちょっと仕事がしんどくて…」
あなた:「それなら早く辞めた方がいいよ!」
→ 良かれと思ってアドバイスしても、相手は“話を聴いてほしかった”だけかもしれません。
アドバイスよりもまずつらかったんだねと受け止めることの方が、信頼につながることもあります。
◆ 3. チーム内で情報共有がうまくいかない
➤ ケース例:
Aさん:「先週のミーティングでその件、もう決まってたよね?」
Bさん:「え…聞いてないです」
→ 話しているのに伝わっていない。話されているのに聴いていない。聞き流しや”ながら作業”で情報が抜けてしまうと、業務に支障をきたすことがあります。
◆ 傾聴は特別なスキルじゃなくてちょっとした意識
- 相手の目を見る
- うなずく
- 話の最後まで聴く
- 自分の意見を挟まずに聴く
たったこれだけでも、相手の印象や信頼感は大きく変わります。
「話す」よりも「聴く」ことの方が、実はコミュニケーションでは重要なのです。
◆ エニキャンでは“聴く力”を育てる訓練を行っています
エニキャンの集合プログラムでは、「聴く」を体感しながら学ぶ時間も設けています。
実際にやってみると、「話を聴くってこんなに大変なんだ」「でも、ちゃんと聴いてもらえると嬉しい」そんな気づきがたくさんあるんです。
実際あんまり人の話し聞いてないな、言われてることを理解するのが苦手。
エニキャンで、一緒に“聴く力”を育てていきましょう!